悲しい出来事は、突然おこります。ご遺族、お身内がやらなくてはならないことが沢山あります。 お通夜、葬儀、お葬式、法事、法要まで、全体の流れを把握していただくとで、落ち着いて手配ができるのではないかと思います。ここでは初七日について、および、初七日法要、法事までの流れや手順についての概略をご説明いたします。
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■ 初七日法要、法事について。
初七日は仏教の法要、法事のひとつです。法要には追善法要と年忌法要がありますが、初七日は追善法要のひとつで死後7日目に行われるものです。
初七日の読み方は、<しょなぬか>または<しょなのか>です。
最近では葬儀当日に火葬とその後の還骨勤行、還骨法要に続いて初七日法要まで行われることも多くなっています。
遺族や参列者、故人の友人などが故人のために集まって下さったことを大切に思う気持ちや、遠方からの参列者に対する配慮、忙しくてなかなか時間がとれないなどの理由によるものです。
初七日法要、法事をいつ行うのかは遺族で相談して決めます。
■ 葬式、葬儀から、初七日の法要までの流れです。
ここでは、各宗派によってお葬式・葬儀の詳細は異なりまが、仏教における一般的なお葬式・葬儀、初七日法要の流れをご説明いたします。
初七日の法要、法事までの流れです。
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本来は追善法要のうちのひとつとして死後7日目に行う初七日の法要ですが、最近ではほとんどの場合、葬式、葬儀と同じ日に行われます。 葬式、葬儀と告別式はそのまま引き続き行われます。 葬式、葬儀から、初七日の法要までの流れは一般に下記の通りです。 |
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葬式、葬儀から初七日までの流れ
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葬式、葬儀 | 開式 |
読経 | |
弔辞奉読 弔辞の文例とマナーのページで説明します。 | |
弔電奉読 弔電の文例と手配のページで説明します。 | |
焼香 僧侶読経の間に喪主、遺族、親族、の順に焼香します。 |
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告別式 | 一般参列者が焼香します。 |
喪主挨拶 喪主挨拶の文例とマナのページで説明します。 | |
閉式 | |
お別れと出棺 | 故人の棺に生花を入れ、蓋をし、喪主から順番に棺に釘打ちします。 喪主挨拶ののち、出棺します。 霊柩車にて火葬場へいきます。 |
火葬 | 僧侶読経ののち、焼香、火葬します。 火葬後は、係員の指示に従って骨あげします。遺骨箱(胴骨壺)にお骨を収容します。 |
還骨法要・ 還骨勤行 |
火葬場から自宅または斎場に戻って行う法要です。 <※A>後飾りとは、火葬場から戻ってきたお骨は忌明けまで自宅などに安置します(納骨式までです)。葬儀社の方にアドバイスを頂きながら遺骨を安置するための場所をしつらえます。この祭壇を後飾りと言います。 |
初七日 | |
※初七日を、葬式、葬儀とは別の日に行う場合(7日目に行う場合)の初七日法要の流れは、下記↓にて解説します。 |
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葬式、葬儀とは別の日に行う場合(7日目に行う場合)の、初七日の法要・法事の流れ
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初七日の法要・法事(7日目に行う場合)の流れです。 | |
法事・法要の流れには明確な決まりはありませんが、一般的な例をご説明いたします。 遺骨は忌明け(四十九日)までの間は「後飾り<※A>」と呼ばれる祭壇の上に安置しておきます。 |
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流れ↓ | 仏式の法事・法要の作法などです。 |
僧侶入場 | 後飾りの祭壇の前に僧侶の着座席をしつらえておきます。 遺族は故人との血縁の濃い人が前の方に席をとります。 祭壇中央の僧侶のすぐ後ろには施主が座ります。 僧侶が到着したら、祭壇前の正面中央に案内します。 |
施主の挨拶 | ・施主の挨拶の例 本日はお忙しい中をお集まり頂きましてありがとうございます。それではこれより◯◯◯◯(戒名または法名、法号)の初七日の法要を始めさせて頂きます。 僧侶の方を向いて、それではよろしくお願いします。 というような、ごく簡単に挨拶をします。 上記の挨拶文中の戒名または法名の部分は、「祖父の初七日」「祖母の初七日」のように言い換えても差支えありません。 また、納骨まで戒名または法名、法号をつけて頂かない場合もあり、こうした場合には俗名を用いて「故 花子の初七日」「故 鈴木花子の初七日」などと述べます。 |
僧侶の読経 | 法事・法要の参列者は着席です。 |
焼香 | 読経の間に、施主から順番に、前の方に着席している方から焼香をしていきます。 |
法話 | 僧侶が仏教の教えに基づいた話しを分かりやすく説き聞かせます。 |
初七日は身内を中心として行うため、葬式、葬儀とは別の日に初七日の法要だけを単独で行う場合には、お斎(おとき=会食)を省略することもあります。会食を行うかどうかは、ご遺族で相談してとり決めます。 | |
僧侶退場 | 僧侶にはお礼、お布施をお渡ししなくてはなりませんが、僧侶が法要のあとのお食事(お斎)に同席して下さる場合には、この時点での退場はありません。お食事(お斎)の後で、お布施をお渡しします。 もし、僧侶がお食事(お斎)での接待を辞退されたら、お布施、お車代、御膳料の3つを包みます。 お食事(お斎)に同席される場合は、お布施、お車代の2つをお渡しします。 |
施主の挨拶 | ・施主の挨拶の例 本日はお忙しい中をお集り頂きましてありがとうございました。 おかげさまで祖母の初七日の法要を無事終えることができました。祖母も安心していることと思います。 粗宴ではございますが、別室にてお膳をご用意いたしました。 お時間の許す限り、どうぞゆっくりなさっていってください。 本日はまことにありがとうございました。 |
■ 精進落としの流れや手順は次のページで説明します。